電話回線とインターネット回線の関係性
インターネットを使えるようにするには回線業者と契約をする必要があります。使う頻度にあわせてどこの回線業者と契約したらよいのでしょう。回線の種類について説明します。
回線事業者とインターネット接続事業者の違い
インターネットに接続するためには回線事業者との契約とインターネット接続事業者(プロバイダ)との契約が必要になります。
回線事業者とは回線を提供する事業者であり、インターネットに接続するための物理的な回線を商品としています。
しかし、回線だけ契約してインターネットへの物理的なルートを確保してもそれだけではインターネットにつなげることはできません。
インターネットにつなげるにはインターネットとの接続の役割を担うインターネットサービスプロバイダとの契約が必要となります。
プロバイダはインターネットと各自のパソコンを接続するため、インターネットに接続するためのIPアドレスやユーザ、パスワードを提供してくれます。
このように、回線事業者が提供する物理的な回線の上にプロバイダが提供するインターネット接続サービスをからめることでインターネットにつながることができるのです。
参考サイト:そもそもプロバイダって何?
インターネットにつなげるための回線の種類
インターネットにつなげるための回線にはいろいろな種類があります。
まず、大きく分かれるのが電話回線と光回線です。光回線はインターネット専用の回線であるため、通信速度や安定性も高く現在幅広く利用されています。
インターネットのための回線であるため回線を新規で作るには初期の工事や月額費用が発生します。
電話回線は通常固定電話をかけるときに使用する回線ですが、この回線インフラとプロバイダが提供するインターネット接続サービスを利用することでインターネットに接続することができます。
この回線はあくまで電話回線であるため、接続時にはインターネットにつなげるための番号に電話をかける「ダイヤルアップ」という行為を行う必要があり、ダイヤルアップしてから接続を終えるまでの間は電話代が発生します。
インターネットを利用する頻度や接続時間がごくわずかである場合はこの方法でインターネットに接続することが費用面では効率的です。
参考サイト:自分にあったプロバイダの選び方