住んでる階層によっては契約できない回線があるって本当?

集合住宅では設備や高さ次第では契約できない回線がある!?

何階までが回線が届いてるの?高層階だと回線契約が出来ないって本当?光回線とモバイル回線の特徴を知ると解決できます、参考にどうぞ。

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光ファイバー回線は直接引き込みが必要です

光ファイバー回線は、集合住宅では専用設備として光配線方式用のスプリッターまたはVDSL方式用の集合装置がMDF室に設置されていなければ、直接電柱から各部屋へ引き込みをする必要があります。

戸建てと同じく電柱から直接引き込み工事を行なうためには、光ファイバー線の特性により制限事項が発生することを知っておかなければなりません。

NTTの光ファイバーであれば地上から5メートル付近、KDDIの自社光ファイバーであれば地上から7メートル付近に通っています。

光ファイバーは曲げられる範囲が限られており、上方向に無理に引き込みをしようとすると折れてしまう特性があるので、電柱からの直接引き込み工事を行える範囲は2階または3階程度に制限されてしまうわけです。

10階や20階といった高層階に住んでいる場合には、MDF室への専用装置設置を待たなければ契約自体が出来ません。

参考サイト:賃貸物件でインターネット回線をひく場合の手順について

モバイル回線は高層階は不利になります

モバイル回線ならば、自宅への引き込みは必要ありません。しかし、携帯電話会社の基地局を使用した無線通信を行なってモバイルルーターは通信を行なうので、携帯電波の特性に左右されてしまいます。

モバイルルーターで使われる通信回線には、LTE回線とWiMAX回線が多く使われているので、選ぶモバイル回線によって高層階では電波が届きにくいことが考えられるでしょう。

LTE回線には800Mhz帯を中心としたプラチナ電波と、2Ghz帯を利用した高速回線に適した電波があります。

周波数が低いほど電波の回折を得意とするので、電波が回り込み建物の奥まで入り込む特性を有しているわけです。

一方、WiMAX回線は最も高い2.5Ghz帯を使用しているので、電波の直進性が高い代わりに高速回線に適しています。

携帯基地局の高さはさほど高くないビルの屋上に設置されているので、高層マンションでは高層階ほど電波が届きにくくなり、結果的に圏外となって契約しても使えない部屋が出てしまうわけです。

参考サイト:工事を依頼する時の注意点

-インターネット利用の基礎知識